毎週土曜日を指導担当しています講師の越前谷です。
今回は会員様の長谷川 光さんの水彩画をまとめて一挙にご紹介いたします。長谷川会員様はもう10年以上通われているベテランの会員様で最近はずっと水彩画で風景に取り組まれています。写真を見ながら描かれていますが、「これ!」と、描きたい気持ちが沸き起こる写真に出会ったときに、自ら水彩で作品にされている様子です。日本の風景も外国の風景もありますが、代替ん、季節に合わせて描かれているのも特徴です。今なら、春らしい風景ですね。
制作中の長谷川会員様
制作はいつも早からず、しっかりと地を踏みしめて歩くようにひとつひとつ丁寧に描かれています。長谷川会員様の作品は素直で丁寧な描写、カラりと明るい色彩が特徴だと思います。
2018年ごろからの作品の一部をご紹介していきます。
中国の湖
奈良、室生寺
名古屋城
紅葉
松本城
廣朱今の縮景園を描いた作品
昨年の春から夏にかけて描かれた作品です。ご承知の通り、コロナ禍出教室も4月、5月は休講になっていましたが、長谷川会員様ご自身も3月には手術をされお休みされていました。
少し辛い思いのある頃の作品かと思いますが、作品はいつもの通りカラリと明るい印象です。
冬の白川郷を描いた作品です。作品を見ていると季節が立つから秋、秋から冬へと移り変わってきたのが良く分かりますね。とても繊細に絵具を重ね仕上げられた作品です。
最近作の京都詩仙堂を描いた作品です。春の訪れを感じさせます。
長谷川会員様は最近はだいたい風景を描かれるので、緑色で草木を描写することが多いのですが、この作品では緑色を何色も使い分けて絵に効果的な変化をつけています。又、苔の部分は細かい筆致で上手く質感を表現しています。ご本人は空を描くのが苦手、と仰っていましたが雲の柔らかい感じを表現するのが難しいからと思われます。
水彩でぼかして柔らかさを上手く表現出来る様になると表現の幅がまた広がってくると思います。もう八十歳になられるとお聞きしましたが、毎週元気に通ってこられ何時も絵向きに生先されてウお姿には、他の会員の様にとっても良いお手本になっていると思います。私もお手本にさせて頂きたいと思っております。