岩﨑会員さまの鉛筆デッサン



こんにちは。講師の越前谷です。
今回は岩﨑会員さまの鉛筆デッサンをご紹介します。
 
 

 
 
ご覧のように、小さなフクロウの置物と、サボテン型の蓋が付いたガラスの小瓶がデッサンされています。
とても面白いモチーフの取り合わせですね。
もちろん、面白いだけではなく、質感の違う二つのモチーフが、しっかりと描き分けられています。
ガラス瓶は硬めの鉛筆を丁寧に重ねて艶のある質感を表現し、フクロウのゴツゴツした質感は、点を打つように細かく手を入れて、凹凸感を表現しています。
 
岩﨑会員さまは、入会されて四年ほどになりますが、今のところ特に油彩、水彩等に移行せず、鉛筆デッサンを続ける予定だそうです。
 
鉛筆デッサンは白黒だけの、色彩の無い表現なので退屈に思われる方もいますが、色彩に惑わされずに形と立体感、質感の表現に集中でき、鉛筆の扱い方ひとつで表現力がぐっと深まるのも魅力だと思います。
また、この作品は、基礎的な技術をしっかりと押さえながら、何か情感を感じさせるような表現にもなっているところが、とても面白いと思います。
 
岩﨑会員さまは、お子さまと一緒に絵を描いて楽しまれることもあるそうです。
これからも楽しんで、学び続けられると良いですね。
 
 

 
デッサンする岩﨑会員さま。