メッツ絵画教室の小屋です。沖野会員の独特な、物語的油彩静物画が完成しました。お城と時計、少年像、舵、ドナルドダックという豊富なモチーフを沖野会員の感覚で表現しました。バックと布のザクザクした植物描写も達者なものですね。
元は白いお城なのですがレンガ色に仕上げました。分厚い絵具のマチエールも魅力的です。見方によってはソーセージのお城みたいにも見えます。
時計の数字と針が画面にモダンな雰囲気を与えています。時間はやっぱりオヤツの時間!(笑)時計の上の鳥もいい味出してます。
この、頭上に水がめを捧げる少年像も白い像ですが本当の少年のように肌色で描きました。青い衣装がきれいな発色ですね。
宙に浮く舵の中心で指揮をするドナルドダックのようですね。舵も、それぞれの部位によって違う木の質感を上手く描き分けました。ドナルドと少年の間に時計の振子があるのが分かりますか?物語性の強い沖野会員の表現にますます磨きがかかってきたと思います!