新宿校火曜日昼、銀座校日曜日朝昼、水曜日朝昼クラス担当の講師髙村です。
今回は、水墨画・彩画コースでの道具についての
お話をしたいと思います。
前回、筆のお話でしたので今回は硯のお話を少し。
硯はご存知のように墨をすり下ろすための道具なのですが、
作品において発揮される墨色や線は、墨の良し悪しのみによるのでなく、
硯の選択や摺り方によっても変化が見られます。
硯は大体は自然石から作られますが、ほかにも陶器で出来た
陶硯やガラス製の物も見られます。
自然石もその産地によって名もその性質も異なります。
詳しい説明は紙幅も足りませんので講座で
いつでも質問いただければとおもいます。
この間、自室の片付けをしていた際に気まぐれで持ってる
硯を並べてみました。
写真右に見えるのは硯でなく屋外で筆記したり、
写生する際に使っている矢立(やだて)です。
これは私が青墨をする際に使っている澄泥硯(ちょうでいけん)というものです。
これは端渓硯というもので油煙をすることがおおいです。
気に入った道具を使うと気のせいかもしれませんが、
気分も高まって良いものです。
他には気に入っていますから手入れもしっかり行うようになりますので、
気が向いた際にはお出かけの際などお店によって
見学してみるのも良いでしょう。