今日は講師の佐々木です。
ご報告が遅くなりましたが企画講習「ガラスの器を描こう」で金曜日と日曜日に実施した様子をまとめてご紹介します。
金曜日は昼、夜、一名さまのご参加でした。
広々と使って描けるのはある意味お得かもしれませんが、やはりちょっと寂しいですね。
鉛筆が屈折して見える様子を上手く捉えて、水の入った感じが良く出ていますね。
夜も同じ設定で挑戦してもらいました。
ハーフトーンが綺麗で光を感じますね。同じ設定でも個性の違いが出て面白いですね。
日曜日は7名の会員さまが参加されました。
それぞれご自身が描いてみたい絵の雰囲気に合わせて講師の絵を参考にしながら描きました。
塩川会員さまはグラスに水と松ぼっくりを入れて、3種類の異なる要素をじっくりと描き分けられていました。
青味がかったグレー色と茶色の微妙な色幅が綺麗ですね。
飲み口の楕円が少し小さくなってしまいましたが、底面に安定感があるのでメリハリが出ています。
丁寧に鉛筆を重ねてあるのできれいな調子が生まれています。ハーフトーンの中にハイライトの白とさくらんぼの黒が効いてますね。
青井会員さまは花屋さんで薔薇を買ってきて今回の企画授業に挑まれました。
余白に空間を感じますが、薔薇の緻密さに比べてガラスの描き込みが弱くなってしまいました。紙の白を活かし、光っている部分が描けたら良かったですね。
葉脈の盛り上がりが良く描けていますね。水面の変化を練りゴムなどで変化をつけられると良いですね。
グラスの中に入っている桃の形が平坦になってしまいましたが、ガラスの筒状の立体感がしっかりと描けていますね。透明感もよく出ています。
今回の企画は難易度が高く時間も限られていたのでみなさん大変だったと思いますが、2度もチャレンジされた会員さまが数名いらっしゃいました。
次回は1月に『和紙に墨で描いてみる』の企画講習会を行います。
どうぞお楽しみに!
金曜日は私と谷川講師、日曜日は私と山本講師が会員さまの企画講習をお手伝いさせていただきました。