こんにちは、火曜日の午前クラスと日曜日を担当しております講師の杉本です。
銀座教室の土曜日で制作をなさっております齋藤会員様のロンドン・テムズ川から望む
ウエストミンスター宮殿の油彩画をご紹介します。

斉藤会員様は、現地で撮影した写真を基にこの作品を描かれました。
構図の中で空を大きく捉え、湿度を含んだ大気の様子を捉えています。宮殿を映し出す銀色
の水鏡とさざ波は、筆勢を保ちつつ光の反射を再現する事が出来ています。宮殿では、装飾や窓の特徴を丁寧に観察しています。
遠近法による見え方の変化や、光が空気中の湿度を透過する事を考慮し、適度なぼかしを加えている事が全体の調和を引き立てています。
英国の国会議事堂であり、時計塔(ビッグ・ベン)を擁する宮殿と向き合った実感が伝わってきます。名所を単に説明的に描くのではなく、水や空気の流れにも着目する事によって、オリジナルの表現を生み出す事が出来たと考えています。

斉藤会員様は、旅先の思い出やご自身で集められた図版をもとに油絵を制作されており、
一枚一枚の作品をじっくりと仕上げられています。
今回の制作風景は、いざ新作に着手する場面です。次回作も期待しております。

