土曜日を担当しております講師の堀込です。
今回のブログでは4月16日(日)に実施しました屋外スケッチ会
「大手町・丸の内」周辺を描く、のご報告をします。
当日は天候に恵まれ暖かい日差しの中で気持ち良くスケッチすることが出来ました。
10名の会員さまのご参加を頂き森講師と私が指導に当たりました。
東京駅は大混乱でしたがスケッチ会の集合場所の皇居前、和田蔵公園は人もまばらで
公園内のベンチもたくさんありスケッチ会に参加いただいた会員さまは公園から見た
東京駅方面の丸の内のビル群を描きました。
それでは会員さまのスケッチ作品と制作の様子をご紹介していきます。
大澤会員さまの制作中の作品
大澤会員さま
素敵な休憩所を発見した大澤会員さま。
そこから見える風景はいかがでしょう?
制作中の沖野会員さま作品
短い時間でしたが完成度の高いペン画が出来ました。
途中との事ですが、主役のパレスホテルがしっかりと描写されているのであまり
そのことを感じさせません。建物に比べて木や人が軽やかなタッチで描かれているので
画面に動きが出ました。
制作中の沖野会員さま
ビルの中でもパレスホテルの形に興味を持った沖野会員さま。
ペンでの細かい作業に集中しています。
佐藤会員さま水彩画
並木を生かして奥行きのある作品になりました。
描いていましたトラックが途中でどこかに行ってしまうハプニングがありましたが
記憶を頼りにしっかり仕上げられました。他に午前と午後で影が変わってしまったりと、
屋外では見える風景が一定でないので
ベストな状態を佐藤会員さまのようにしっかりと記憶しておくことが大切になります。
佐藤会員さま
完成に向けててきぱきと筆を動かしておられました。
川合会員さまの制作途中作品
今回は細部の形をじっくり観察して描いた鉛筆画です。
江戸時代から残る石垣の先に現代のビル群が見える風景は
ここにしかない風景です。
浮世絵や日本画に見られる構図をスケッチに取り入れた良い例です。
川合会員さま
立派な石垣が気にいり、どのように画面に入れるかと思案中です。
マリアンスキー会員さまの水彩画
何と工事中のビルをメインに描かれました。
マリアンスキー会員さまのこうしたユニークな視点とそれを作品に
なさる技術には毎回感心させられます。
クレーンやビルがモチーフとなり静物画のようにも見えてきます。
マリアンスキー会員さま
スケッチの対象場所を決めるのが早かったマリアンスキー会員さま
どんな作品が出来上がるのか楽しみです。
藤崎会員さま作品
その場を流れていた空気を感じさせてくれる作品になりました。
水彩色鉛筆が持つ二つの要素が画面の中で上手に調和されていてスケッチというより
絵画作品のようです。
藤崎会員さま
お気に入りの水彩色鉛筆で丁寧に色を重ねています。
彦坂会員さま作品
画面いっぱいに入れたビルが作品に迫力を与えています。
ビルの透明感のあるグレー色が手前の花壇の黄色を美しく見せてくれて
且つ、花壇とビルとの間の奥行きも感じらえます。
彦坂会員さま
木陰でスケッチ、都会とは思えない解放的な雰囲気です。
そんな場所からの迫力のあるビルを描かれました。
当日、私と引率、指導に当たりました森講師。
彦坂会員さまに黄の描き方をアドバイスしています。
長谷川会員さま作品
ビル、木、水面など、たくさんの要素が詰まった風景ですが画面に丁度良く収まって
見やすい作品です。ビルの遠近は教室で学んだ成果が表れています。
水彩での、筆に含ませる水加減のバランスもこの作品に合っています。
長谷川会員さま
慣れた手つきで迷わずにどんどん色をのせています。
竹尾会員さま作品
黄色と青のビルが印象的な作品です。
まさに竹尾会員さまが持っている表現方法での描き方の世界です。
紙の白地のままの空が画面に緊張感を残しています。
竹尾会員さま
ビルの直線を集中して描いています。
お昼・公園内の休憩所で食事です。
左から川合、大澤、佐藤会員さま
左から長谷川、川合、大澤、竹尾、佐藤、藤崎会員さま
会員皆さま食事をしながらご自身のスケッチの途中経過を報告や確認をなさい
合っていました。
現場での作品講評会
スケッチ終了後、作品を並べ講評を行いました。
参加いただきました会員皆さまの記念写真です。
森講師が撮影の為、抜けております。 残念
スケッチ会終了後は恒例の「お疲れさっま会」です。今回はビヤホールでの至福の
一杯を頂き疲れも吹き飛びました。皆さま、頑張って制作した後なので最高の笑顔ですね。
都会でのスケッチは難しいと思いがちですが、少し角度をちがえてみると意外な
スケッチポイントが見つかることも有りますので、探してみてはいかがでしょうか。