こんにちは。はじめまして。
新しくメッツの講師になりました、森聡です。
初めてブログを書くので、簡単に自己紹介をしたいと思います。
私は美術大学で日本画を専攻していました。
卒業後、数年間を経たのち、イタリアのフィレンツェに留学しました。
イタリアには2年半いたのですが、そこで様々な体験をしてきました。
例えば、和紙についてです。
実は日本の和紙はイタリアでも有名で、大きな画材店に行けばちゃんと
和紙が売られていたりします。
この和紙、イタリアでは“カルタ・ディ・リーゾ”と呼ばれています。
直訳すると、“米でできた紙”という意味です。
ところが、和紙は米ではなく、楮などの植物を原料にして作られています。
一体何がどうして“米でできた紙”と呼ばれるようになったのか!?
日本画を学んだ私は最初、“カルタ・ディ・リーゾ”と言うのに抵抗があって、
あえて“カルタ・ジャッポネーゼ”(日本の紙)などと言っていたものですが、
あまり通じなかったので、最後には仕方なく
“カルタ・ディ・リーゾ”と言うようになっていました・・・
ちなみにこれはイタリアの画材店で売られていたスケッチブックです。
もちろん白色のスケッチブックもありましたが、
色彩感覚が日本人と全く違うことを痛感しました。
新人なので不手際もあるかもしれませんが、
何とぞよろしくお願いします。
森 聡
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