7月、8月に行いました『スイカ』を描く、『金魚鉢と金魚』を描くは会員皆さまにとても好評を頂きました。
前回までに企画講習時の風景はご紹介いたしましたが、作品をあまり紹介出来ませんでしたので
個々の曜日の担当講師が撮影しました作品を一部では有りますがご紹介させて頂きます。
『スイカ』作品
『金魚鉢と金魚』
『スイカ』、『金魚鉢と金魚』とことしの夏の企画講習は季節にあった題材で行いましたが
会員みなさまには楽しく描いて頂けた事と思います。
特に金魚は湾曲した水槽のなかを動いている状態を捉えて描くなど、大変難易度の高い写生でした。
皆さましっかりと水中での動く金魚の特長をとらえ描いて下さいました。
水曜日担当の小屋主任講師が水彩で描かれた大澤会員さまと、合川会員さまの作品の講評をしくれました。
大澤会員さまの作品です。
画面を縦に使用して「アトリエ内の金魚」という雰囲気を 上手にとらえた作品です。
金魚鉢の中は透明感のある水彩絵具の表情でまとめられ、制作中の会員さまにお姿や、額絵、アンティークの時計の描写との相性もとても良いです。
全体として広がりのある空間を描く事に成功しました。
合川会員さまの作品です。
金魚鉢を画面の右側に寄せて、左の空間に余裕を持たせた構図です。
生き生きとした金魚の動きが出ているので、左を空ける事によって
かえって画面全体のバランスが安定しました。
金魚鉢の輪郭線が単調でなく、何重にも引いたデリケートな線で描かれているのが個性的な作品です。
水曜日で描かれた『金魚鉢と金魚』