今日は講師の堀込幸枝です。
今回は土曜日に受講されています吉岡あゆみ会員さまのパステル画を
3点紹介させていただきます。
吉岡会員さまはご自分で撮られた写真や、気に入った写真を描いていましたが
1年前から別々の写真を合成させてオリジナルとした作品を描いています。
イグアナと熱帯植物を合成させた作品です。
植物の葉の形を上手に使用し、ダイナミックな感じが出た作品に成りました。
明るい熱帯の雰囲気がしっかりと出ています。
カラスと庭園を合成した作品です。
さりげなく黒いカラスと白い傘を対比させています。
脇役の花の葉の部分は良く観察されていて1枚1枚丁寧に描かれています。
その丁寧さの効果で上品で立体的な空間が描きだされました。
この作品は一番新しいものです。
カンガルーと竹造りの門のシュールな合成です。
全体の光に注目してカンガルーの体にどのように光が当たるのかを
考えながら描きました。
合成する場合は陰影を統一させる事が大きなポイントに成ります。
光の輪を大胆に入れて今までの作品よりも絵画的な面白さが出てきました。
パステルは直接指を使用して描くので絵の質感にその人の個性が表れます。
吉岡会員さまの作品は題材がユニークですが質感に女性らしい柔らかさが
有りますので落ち着きが有ります。
今後も独自の世界観がある作品制作を楽しみにしております。