メッツ絵画教室の小屋です。
11月11日、私の個展「小屋哲雄展・古典抽象主義9(Oギャラリー)」が終了いたしました。来て下さったみなさん、本当にありがとうございました。今回の個展はある意味私の仕事の分岐点に位置する記念碑的なものだったと思います。この場をお借りして会場風景を振り返ってみたいと思います。
「小屋哲雄展」会場入口です。右上にF4号の作品2点が見えます。コンセプト文もパネルに入れて用意しました。
まずは30Fの連作です。油彩・アクリル・鉛筆など様々な技法で描かれています。
そして振り向くと・・・M100とM40の連作。ドンゴロス(コーヒー豆の麻袋のような荒い布地。ゴーギャンが好んで使用した)のようなカンヴァスに描かれております。
左側の壁には少し色彩の入った作品。ラメのような陶器のような金属のような・・・不思議な質感をお楽しみ頂きました。
正面にはF100号の大作を設置しました。この奥行感は抽象画では珍しいと思います。画面の前に立ったあなたは包み込まれましたか?
2つの30F作品が並びます。モノトーンの色彩の幅を表現しました。黒・白・グレーが関連し合って有彩色より豊かな空間になりました。
小品コーナーです。この盛りだくさんの作品群を堪能してくださいね。
F0号を8点展示しました。小さい作品でも大きい作品に宇宙観が劣る事はありません。様々な素材で制作しました。
そして突き当たりの壁です。DMでおなじみの「アララト」へ到着しました。
いかがでしたか?みなさんを雄大な世界へ導けたら幸せです。
お母様と一緒に観に来て下さった丸山会員が感想を寄せて下さいましたのでご紹介しますね。
「先生、1週間お疲れ様でした!!
今回の個展、本当にすばらしかったです。大作はもちろん、小さな作品もあれほどのスケール感を表すことができるのは、先生だからこそですね。タッチや色彩の重なり方ひとつひとつをとってみても、唯一無二というか、非常に知的で、計算され尽くされた大胆さ…そんな印象を受けました。
素敵な空間にご招待いただき、ありがとうございました!
絵を見慣れていない母も、さすがにとても感動していました。」
すばらしい感想をありがとうございました!!今回の個展で得た経験を元に、ますます制作に励みたいと思います。