12月26日(水曜日)水彩画制作実演と年度末講評会の様子



メッツ絵画教室の小屋です。水彩画デモンストレーションと、年度末講評会が行われました。多数の会員さんが参加され、とても活気のある講評会になりました。では、その様子をご覧下さい。

気合い充分に描き進めました。制作手順が生で見れるのがデモンストレーションの醍醐味ですね。


モチーフです。基本的な物を選びました。ワイン瓶、ワイングラス、ブドウ(巨峰)、リンゴ、ねじりマカロニ、青いストライプ布です。


水彩紙に鉛筆による下書きが終了した段階です。描写のポイントを押さえていますね。グラスを通して見たストライプの曲がり具合など、リアルですね。


水彩で手早く色を乗せていきます。バランスよく描いている所に注目して下さい。瓶に写り込む室内空間、布のストライプの形などを最初からどんどん描いています。
バックにはマカロニを2つ入れました。


講評会の様子です。みなさん、自分の作品と他の方の作品を見比べながら、講師の話に真剣に聞き入っています。


ずらりと作品が並びました。右から、高野会員のデッサン、藤波会員のパステル画、恒松会員の水彩画、植田会員の木炭デッサンです。どれも完成度がありますね!植田会員の木炭デッサンは本日完成。とても達者な表現になりました!


右から東会員の水彩画、Anthony会員の石膏デッサン、講師の水彩(本日終了時の段階です)、新岡会員の油彩です。新岡会員は韓国旅行の時にチマチョゴリを着た娘さんを描かれています(写真から)。東会員の水彩は、モチーフのあひるの置物のブツブツした質感描写が話題になりました。
フランスから来られたAnthony会員、石膏デッサンの腕を上げました。


中央が東條会員の新作油彩です。鹿のいる風景ですね。日本画のような透明感のある空気が素晴らしいです。左は大澤会員の新作油彩、イメージ静物画です。画面に様々な工夫があります。バリ島の布の柄と平面構成的なバックの対比が面白いです。コーヒーミルには実際に銅の絵具を使いました。


中央は本日開始の大澤会員の新作です。黒髪の人形を大澤会員のお嬢さん風に描くという凝った作品を構想されています。左は丸山会員の新作。人形と鳥篭に入ったトルソーのモチーフです。F15号の大作です。今日で全体に絵具が乗ったので、来年はここからいよいよ描き込みに入ります。


丸山会員のフォービズムゼミでの作品と比較し、色彩について検討しました。これからの進め方の参考になった様です。


恒松会員のドイツの風景画も話題集中でした。とても丁寧に描写され、みんなでドイツの風景を追体験しました。


他会員さんの作品を熱心に見て、批評を聞く、いい機会になりました!こういう機会がもっと欲しい、という要望が多く寄せられました。


制作に関する今年の反省と、来年の展望をゆっくり考える事のできる時間として貴重だったと思います。メッツ絵画教室では定期的に講評会を開いておりますので、みなさんも是非参加して下さい。お待ちしています!