「アクリルガッシュ」で描いてみよう



メッツ絵画教室の新宿校を担当しています講師の堀込です。
20世紀、アメリカで開発されたアクリル絵具を使用して描いてみる、企画講習会 
「アクリルガッシュ」で描いてみようの報告をさせていただきます。
 
 
 

 
 
メッツ絵画教室では油彩や水彩に比べてアクリルガッシュで制作される会員さまは少数です。アクリルガッシュは乾燥が早く、油彩のようにも水彩のようにも表現できる魅力的な画材です。メッツ絵画教室ではそんなアクリルガッシュに親しんでもらうために、今年度は3つのアクリル画企画を用意しました。今回は2つめの企画です。参加された会員さまは、私の担当日では、前回のアクリル絵具を使ったマチエール企画に続いて参加された方を含め6名さまでした。アクリルガッシュはどんな支持体にも描けるので、企画ではキャンバスボードに描いていただく事にしました。教室に入会していただき制作を続けていくと普段はあまり描く事がない生のモチーフの『リンゴ』を前にして、参加会員さまのテンションは盛り上がっていました。
 
 

 
初めにアクリルガッシュを使う上での注意しなければならない点、乾燥が早いので絵具は使う分だけ出し筆は常に水に浸すこと、そうでないと絵具が固まって描きにくくなるなどアクッリルガッシュの特長、他を説明、いよいよテキストに沿って描き始めました。
 
 
 

 
制作中の下田会員さま
 
 

 
制作中の藤崎会員さま
 
 
乾いては重ね塗るを繰り返して行くうちにコツを覚え、深い色合いの表現が出来てきました。筆を丸筆に変えて線による描き込みに入りました。塗りを重ねていくと色がくすんでくるので仕上げに向けて彩度を上げていきました。
 
 
 

 
制作中の本橋(久)会員さま
 
 

 
制作中の佐藤会員さま
 
 

 
制作中の彦坂会員さま
 
 

 
リンゴの模様をしっかり描き最後にハイライトとヘタを描いて完成しました。
 
 
 

 
 
2時間半を使用し皆さましっかり描きあげました。完成です! 鮮やかでメリハリのある
作品が並びました。
 
 


作品講評の堀込講師
 
 


 
講評会です。
 
 
それでは参加なさいました会員さまの完成作品を御紹介します。
 


 
下田会員さま作品
 
 


 
佐藤(正)会員さま作品
 
 


 
藤崎会員さま作品
 
 

 
本橋(久)会員さま作品
 
 


 
斉藤(い)会員さま作品
 
 

 
彦坂会員さま作品
 
 
どの作品も張りのあるリンゴの表情が良く表現されてみずみずしいですね。キャンバスボードに描いたのですぐにご自宅で飾ることが出来、皆さま大満足でした。企画講習を通して新しい描き方を始め、普段と違った作品作りに挑戦してみるのはいかがですか?・・・・・
これからもメッツ絵画教室では、会員皆さまの作品表現の幅が広がるような企画講習会を立案し提供していきたいと思います。