講師の谷川です。
この度は金曜日教室にお越しの関野会員さまのデッサンをご紹介させて頂きます。
関野会員さまは最近訪れた国の中で最も印象に残った場所、中国の黄山を題材に
選ばれ鉛筆で約4ヶ月を掛け描き上げました。
黄山は古代から多くの文人が憧れた場所として知られ、
水墨画、漢詩などの題材となる雄大な景勝地として知られています。
この作品は黄山の一部をとらえそびえ立つ山々の険しさを鉛筆で表現し
谷から空へといざなう視線の過程は絵に奥行きを感じさせます。
大変力入った作品で黄山松の躍動感を細かな線の集積で描き込んでいます。
絶景を前にし、様々な思いを馳せる関野会員さまの姿が伝わってきます。