岡田会員様の油彩画



こんにちは。メッツ絵画教室の水曜日昼夜の指導担当をしています坂本です。
今回も教室から作品のお便りをお届けします。
 
ご紹介するのは岡田会員さまの油彩作品です。
 
 

 
 
比較的古典的な油画技法を模写から始めて制作を続けていらっしゃいます。
今回の静物画は一つひとつにご自身にとっての時間が記憶されている私物をモチーフとしています。カバンのくたびれ具合や、靴の傷、使い古された独和辞典などの物語が込められています。
 
今回は水性の絵具と油絵具を層の様に重ねて描いていく混合技法という方法を用いて制作されています。写真では細かいタッチはお伝えしきれませんが、水性の白によって一筆ずつ描きこまれモチーフの存在感が素晴らしい作品です。
 
 

 
製作中のお姿です。映り込んだパレットが渋く趣のある状態に枚数を重ねる毎に成熟していっているようです。