菅本会員様のデッサン作品のご紹介



こんにちは、メッツ絵画教室の日曜日と火曜日、メッツ銀座絵画教室の土曜日を担当しております講師の石原です。今回は菅本会員様のデッサン作品をご紹介します。
 
玉ねぎとブロックを組み合わせたモチーフです。
 
 

 
 
モチーフ一つ一つの状態をじっくりと観察され、モノトーンでありながらたくさんの色を感じさせられるデッサンです。
色の豊かさに加え、玉ねぎのひげ根や表皮のツヤ、ブロックのゴツゴツなど特徴的な部分の描写も非常によく仕上げられています。
今回、菅本会員様の最も飛躍された点は常に画面全体に意識を向けられたという事だと私は思います。
一つの対象だけにとらわれることなく、全体の進行を揃え立ち上げて、モチーフと画面の差をじっくりと詰めたことで壁を一つずつ乗り越えたのではないでしょうか。
 
 

 
菅本会員様は今作と並行してご自身が課題とする対象の形を大まかに捉える練習(鳥の石膏とクロネコのクロッキー)とを曜日毎に制作方法を変えて行われています。
意欲的に制作されるその原動力はやはり楽しいからですよね。どんな些細なことからでも知ること、感じられることをたくさん蓄積して新たな一枚に挑戦して下さい。