こんにちは。講師の中田です。
今回は内田会員さまのデッサンをご紹介いたします。
1枚目のモチーフはゴイサギです。
このモチーフは色の差がはっきりしていますが、全身が羽毛で覆われているため、良く
観察しないと表面的な描写に陥ってしまいます。しかし、内田会員さまは鳥の筋肉など、
羽毛の内側にある鳥の構造を意識して描けていて、今にも飛び立てそうな力強いゴイサギ
になりました。
二枚目はブルータス首像です。
子のデッサンは油絵にいく前段階として描いたものです。石膏像は初めて
描く場合はなかなか形がうまくとれず混乱しがちですが、内田会員さまは
これまでの経験をしつかりと自分の中で蓄積できているようで、しっかり
と自身の眼で石膏像を捉えることが出来ています。顎のあたりの微妙な明暗の表現と質感もすばらしです。
現在は油絵を描き始めたところですが、これからの展開も楽しみにしております。