小森会員さまの鉛筆デッサン



会員の皆さまこんにちは。
講師の馬場です。
今日は小森会員の作品を紹介させて頂きます。
 
モチーフである2種類のビンと1個のグラスは各々、色や光沢の様子が
異なっています。
又、左右対称を正確に捉えないと工業製品のビンらしく見えません。
デッサンで表現するにはなかなか骨の折れる課題です。
 
 
 
20160204_01
 
 
デッサンでガラスの色合いや光沢を表現するためには
とにかくよく濃淡を観察するほかに手段はありません。
輪郭線はなるべく必要最小限にとどめて、濃淡の変化によって立体感と
光を表現します。
 
今回の作品では、特に左側の酒瓶に思い切った暗さ(濃い調子)を
加筆したことによって他のガラス瓶とガラスグラスの調子が
明るい色味のガラスとして引き立っています。
 
完成までの制作時間は12時間でした。