8月の人物画コース



こんにちは、日曜日を担当しております講師の山本です。
8月の人物画コース内容をご紹介致します。
今回は「固定ポーズ・水着姿の外国人」です。
 

モデルさんはトルコとイランのハーフでアーリア人の方でした。
褐色の肌色にエキゾチックな美しい顔立ちと日本人に比べ骨格が大きく、メリハリのあるプロポーションを目の当たりにし、改めて、日本人との違いを強く感じました。
筋肉、骨格、肌の色など様々なんですね。
 

石黒会員さま
今回久しぶりの人物コース参加でした。
普段は油絵をじっくり時間をかけて制作されている為、2時間半で仕上げる人物画は大変だったと思います。
人物を描き進める際に一番大切なことは全体を常に比較しながら骨格を描いていくことです。
これからも一緒に頑張りましょう。
 

合川会員さま
顔立ち骨格の特徴から皮膚の質感まで限られた時間の中、とても完成度の高いデッサンとなりました。
今まで描いてきた人物画の中で最も良く制作できたのではないでしょうか。
 

森会員さま
引きの構図でアトリエまで描かれていますが肝心の人物が硬くなってしまいました。
リラックスした気分で筆圧を弱めにリズム良くアクセントを付けながら進めていけると良いでしょう。
 

マリアンスキー会員さま
顔のサイズがやや、小さくなってしまいましたが、組んだ足のボリュームがしっかり出ています。
コンテの色を混ぜた肌の色味は綺麗ですが黒色が単調になってしまったので指で馴染ませながら深い色味を出していけると良いでしょう。
 

沖野会員さま
真正面の構図で奥行きを出すのが難しい位置でしたが組んだ足がしっかり前面に出ていますね。
顔の大きさに比べて手が小さくなってしまったので全体を常に比較しながら進めると良いでしょう。
 

伊藤会員さま
プロポーションを取るのに苦労されていましたが、今回は確認作業を増やすことで飛躍的に上達されました。
迷ったら手を止めて観察をすると違いにすぐ気付き直すことで絵が益々良くなってきます。
 

飯島会員さま
水彩の淡いトーンが綺麗ですが、肌の色味が部分によって異なるので、パーツごとに描くのではなく身体と顔を同時に光と影で色の違いを置きながら進めていくと統一感が出ます。
構図が右側に寄ってしまったので構図を練ってから人物を描くと良いでしょう。
 

残間会員さま
力強い筆圧のパステル画ですね。
何度も描き直した結果、筋肉の構造がしっかり描けています。
黒い輪郭線は非常に強いので色面のバランスを見ながら部分的に使い、ぼかしの技法も取り入れられると良いでしょう。
 

山下会員さま
真横の位置から背景の余白を大きくとっています。
余白が非常に綺麗で人物も上手に描けていますが普段制作されている油絵のような色味を重ねて生まれる独自の世界観がデッサンでも表現出来ると良いですね。
 

次回は「固定ポーズ・女性ヌード」です。
人物コースは初心者の方も安心して受講できますので、この機会にぜひご参加下さい。
担当 佐々木・山本