土曜日を担当しております講師の安永です。
今日は石井雅之会員さまの鉛筆デッサンをご紹介させて頂きます。
黒い布の上の白い石膏が際立ち、目の表情に迫力が感じられるデッサンになりました。
鉛筆で黒い色を作ることに苦労しましたが、白から黒までの階調が、黒布、壁、目石膏の3面に的確な明度が当て嵌まり、部分ではなく全体の空間をも捉える事に成功しています。
細部の描き込みも丁寧です。
H系の鉛筆で重ね与えた調子が石膏の質感を表現しています。
現在制作中の作品では更に難易度を上げ、耳と鼻の石膏に縄を組み合わせ描いています。
常に高い集中力を持って制作に励んでおられます石井会員さま、これからもどんどん技術を吸収し、デッサン力を向上させてゆくことでしょう。