今日は講師の佐々木ひろゆきです。
今回は竹村会員さまと森本会員さまが現在描いておりますデッサン画の一部を
ご紹介いたします。
竹村会員さまのデッサン画
竹村会員は今年の3月に入会されて月4回のペースで描かれています。
これは2枚目の石膏デッサンなのですが、石膏の白さや硬さが良く出ています。
竹村会員はトーンを重ねて行きながら全体像をつかむ独特な描き方をされます。
トーンから描くことでモチーフの色のバランスや、統一感が出ています。
特にハーフトーンが綺麗に出せていて、結果的に石膏らしい冷たい色が表現できました。
しかし、明るい色が似てしまって光の方向が分かりづらくなっているので、今後の課題として明るい色のトーンの幅を増やしていくと良いでしょう。
森本会員さまのデッサン画
森本会員は今年3月に入会されて、これが4枚目のデッサンです。
このデッサンでは3種類の果物の色の違い(青リンゴの緑、ザクロの赤、洋ナシの黄色)とガラスの質感が良く出ています。
森本会員はモチーフを置いている台と、その後ろの壁も描き込むことで独自の世界観を出しています。
特に今回はガラスの器で出来る淡い影を繊細なタッチで表現されました。
ザクロの立体感が弱いのが残念ですが、次回作もこの世界観を大事に表現してもらいたいですね。