こんにちは。火曜、土曜を担当している講師の山田です。
今回は、D会員さまの鉛筆デッサンをご紹介いたします。

今回モチーフに選んだのはカリフラワーと苺です。
どちらも表面に凹凸した質感があるのが特徴的で、どこまで描き込み、どこを省略するかの判断が難しいモチーフです。
特にD会員さまが苦戦されていたのは、カリフラワーの質感をどう自然に見せるかという点です。最初は一つ一つの凹凸を均等に描こうとしてやや硬い印象になっていました。しかし、途中からしっかり描き込む部分と柔らかくぼかす部分の差をつけ、メリハリを意識したことで、カリフラワー特有のふわっとした立体感を表現できるようになりました。
カリフラワーのように凹凸の多いモチーフを描く際は、細部だけを追いかけるのではなく、まず大きな明暗の流れを捉えることが大切です。そのうえで、必要な部分にだけ細かな描写を加えると、自然で立体感のあるデッサンになります。また、凹凸を均一に描きすぎず、「どこに光が当たり、どこが影になるか」を意識すると質感がぐっとリアルになります。
D会員さまは入会されてからまだ3枚目のデッサンですが、そうとは思えないほど、観察力と描写力の感じられる作品となりました。今後様々なモチーフに挑戦することで、表現の幅もさらに広がっていくことを期待しています。

制作中のD会員さまです。
次回作も楽しみにしております。

