こんにちは。
金曜日担当の講師の森です。
今回は、山本さまの油彩画をご紹介したいと思います。

メタセコイアの林を描いた作品です。背の高い木に陽光が当たっていて、とても爽やかな印象の絵ですね。
この絵は、画面に太陽を入れているのがおもしろい点です。太陽自体は白く、その周りは黄色や黄緑で明るく表現しています。
日の丸のような、観念的な描き方ではなく、かなり現実的な描写です。そのおかげで、画面の光や空間の広がりに説得力がありますね。
木の幹や葉は何度も塗り直し、試行錯誤を経て完成までたどり着きました。
色の鮮やかさや、明暗表現の的確さなどが際立っています。
また、独特な「重厚さ」が出ている点が良いですね。重厚さというのは、モチーフに光が当たっているとか、形がそっくりということだけではなく、重みがあって、実在していそうな存在感を感じます。
絵具の塗り重なりが無いと、そういった「鑑賞したときの手ごたえ」が生まれません。
気に入る色や表現になるまで塗り続けた作者の個性がよく出た作品と言えます。

制作中の山本会員さまです。
毎回、悩みながらも着実に制作しております。次回作にも期待です。

