繊細な加藤会員の油彩画




メッツ絵画教室の小屋です。加藤会員が大変繊細な油彩画を完成させました。一見油彩らしからぬ作品ですが、細密描写に油絵具がいかに向いているかを証明するような表現になっています。カボチャと大きな巻貝が、赤い背景(布)の中で美しく主張しています。


素晴らしく丁寧な描き込みです。じっくりと時間をかけて描きました。緑・黄色・オレンジのコラボレーションが実に美しいカボチャです。


巻貝も、硬質な外側と光沢のある内側の質感の差がとてもよくわかります。赤い布に落ちる影もあえて濃い目にのせて、物の存在感をアップさせています。このような油彩画は一種の古典技法でもありますが、加藤会員はそれを上手く現代的に表現しました。これからの油彩も楽しみですね!