2009年11月のギャラリー


メッツ絵画教室金曜日、土曜日を担当しています講師の南条です。
今回は私の担当日に制作しています会員さんの作品から、デッサン画3点、
パステル画1点を選んでご紹介いたします。

流木  F6 デッサン画

林 郁太郎 会員

筆厚のある独特のタッチで動きのあるモチーフに負けないダイナミックな絵になっています。
うねりのある木目や節が丁寧に描写出来ていますね。
手前にあるものを濃くし、奥にあるものを淡くする空気遠近法を上手に使って空間を作りだしています。
一番濃い黒が線のように見えてしまったところが表現上おしいなと思います。

かぼちゃと静物  F6 デッサン画

稲垣 善計 会員

それぞれのモチーフ表面の質感が上手に描き分けられています。
描く対象のモチーフ配列をしっか把握した上で、描く画面を縦使いにすることにより同一空間における複数のモチーフの遠近感を強調することが上手に
表現されています。
ただ、クルミが奥くに行くにしたがって極端に小さくなり画面に奥行きは与えてはいますが少し強調しすぎかもしれませんね。

ホーロー黒鍋  F6 デッサン画

平田 大悟 会員

時間をかけしっかり観察し細部まで書込みが出来ています。
ホーロー鍋固有の色の描き分けや、貝殻の質感、鍋絵の写り込みはこのデッサンの大きな魅力となっています。
ただ、それぞれの影の方向があいまいな為、鍋の底面がゆがんでしまっています。形のわかりずらい影や余白部分までをしっかり計画し描くことでこの絵の完成度がさらに高まったと思います。

フライパンとマグリットカタログ  F6 パステル画

金子 直美 会員

パステル画の柔らかい色調の中、銅製のフライパンの質感が上手に表現出来たと思います。
マグリット画周の影鏡か背景に雲を描くことで不思議な世界が表わされ広がっています。
床面と影の色味が少々単調になってしまったところがあります。
次の課題だと思います。