仏像の手のオブジェ



こんにちは、メッツ絵画教室の土曜日担当講師の堀込です。
今回は平野会員さまの、F6号サイズで描きました鉛筆デッサンを
ご紹介します。
 
 
 

 
 
新しく入った仏像の手のモチーフは、古い仏像の独特の質感が
再現され、色も黒く鉛筆で描くには想像以上に苦労をされました。
形をとるのにも苦労なさいましたが、影の濃さの違いを描き分けながら、
立体感を持たせることに一番苦労をなさいました。
硬い芯の鉛筆を使った密度のある描写が得意な平野会員さまは、
こつこつと描き込みここまで質感を再現なさいました。
親指と人差し指の部分は特に緊張感が有り、魅力的に見せるアクセントに
なっていて、モチーフから発せられる雰囲気が伝わってきます。
改めて影の表現の重要さを作品から感じますね。
 
平野会員さまはじっくりと納得できるまでデッサンをする方なので、
完成作品は見応えがあります。
今は複数のモチーフを配置し状態に挑戦されていて、構図や奥行きに
新しい発見をされています。
複雑なモチーフデッサンの完成が楽しみです。