こんにちは。講師の中田です。
今回は高沢会員さまの水彩色鉛筆の作品をご紹介いたします。
題材は道祖神です。水彩色鉛筆はそのまま使えば色鉛筆のように
も使え、同時に水に溶ける性質も持つため、濡れた筆でなぞれば
その部分は水彩画のような質感になります。
今回の作品では、その二つの性質をうまく使い分け、ざらざらし
た部分と、水を含ませたムラのない部分を隣り合わせにし、色の
差があまりない部分にも明確で自然な境界を作り上げています。
また、土台の石の木漏れ日を感じさせる色彩の美しさは、この作
品を支える一つのポイントのように思えます。
技術的にも、色彩センス的にも冴え渡ってきている高沢会員さま
の作品がこれからも楽しみです。