こんにちは、講師の堀込です。
今回は高橋(美)会員さまが赴任先のタイで出会った中学生を
描いたものをご紹介します。
さわやかなグリーンを背景に嬉しそうに和菓子を食べる姿が生き生きと
描かれています。
褐色の肌を表現するのに苦労しましたが、画面右の学生の首から鎖骨にかけての
描写は見事です。
人物画は顔の次に手が重要となりますが、指の関節を理解しながら
描いたので、自然な形になりました。
肌の色が、顔に比べて不透明になってしまったのが惜しかったです。
制服の白いシャツには一番多くの色を使って複雑な影の色を作りました。
状況によって変化する白を白に見えるように描く難しさを、
高橋(美)会員さまは改めて感じていました。
高橋(美)会員さまは引き続き人物画に取り組んでおり
少しずつ人物画のコツを掴んできています。
いずれは自画像に挑戦したいとおっしゃっていたので
その日まで人物画研究は続きます。