人物画コース



こんにちは講師の山本です今回は人物画コースで3回にわたって行われた
浴衣(セミヌード)女性をご紹介します。
一回目ではクロッキーで様々なポーズをとっていただき、
一番人気の高かったポーズで2回にわたって固定ポーズで行いました。
1回のみでの参加も多く、みなさん構図に悩みながらも後ろ姿のうなじから
肩にかけての肌の質感、浴衣の模様、上げて結った髪の艶などを描き
分けをされていました。
鏡を正面に置いたので、鏡像をうまく構図に取り入れている方もいらっしゃいました。
 
 
 
20150922_01
 
 
 
それでは描き上げました作品をご紹介いたします。
 
 
20150922_02
西川会員さま
初めての人物画コースご参加でしたが、髪の毛の黒色が効いていて
肌の白さが引き立っています。一回のみの参加でしたので時間があれば
更に良くなったでしょう。次回も頑張ってください。
 
 
 
20150922_03
佐野会員さま
油絵の具の擦れの重ねが上品にまとまっています。
着物の白い模様がアクセントとして効いてますが、
青色の塗り方が背景の色の作り方に比べて単調になってしまったのが少し残念でした。
後頭部の描き方は想像力が働き、少ない手数にかかわらず、
デッサン力の高さを感じさせますね。
 
 
 
20150922_04
黒野会員さま
形を追いかけるのに一生懸命さが伝わってきますが、
部分的に観察しているのが目立ちます。
正中線から重心の流れを捉えて左右の変化や頭身の比率を確認しながら
進められると良いですね。
 
 
 
20150922_05
沖野会員さま
顔の描き方が部分的になってしまいましたが、
濁りの無い色を使いこなしていますね。
特に肌の色はとても味わいがあります。
やり過ぎない程度のめやすを決めて、引き際を学んでいけると良いでしょう。
 
 
 
20150922_06
植田会員さま
後ろ向きの人物と鏡に映る正面の人物の描き分けていますね。
髪を結えて丸めている後頭部のうなじの描き込みと
肌の白の対比の強さのおかげで画面が引き締まって見えます。
練りゴムで抜いたハイライトがやや強くなってしまったので。
指やガーゼでやさしく馴染ませてあげるといいでしょう。
 
 
 
20150922_07
石井会員さま
後ろ方向からの横顔を水彩で描かれました。
顔の影が暗くなってしまいましたが補色を組み合わせて色味を抑えながら
進めようとしているのが伝わりますね。
今後も失敗から学ぶことを恐れず、がんばっていきましょう。
 
 
 
20150922_08
前田会員さま
初めて人物画コースの参加でしたが、積極的に鉛筆を走らせていました。
タッチが一方方向になってしまったのと、着物、皮膚、髪の毛の質感の
描き分けに気を配れたら更に良くなりますね。
 
 
 
20150922_09
山下会員さま
全身を入れた構図ですが、着物の模様、椅子、地面まで
きっちり描かれています。
人物画ですが人物の周りを描くことで絵の中の状況がしっかり伝わってきますね。
 
 
次回はアスリート男性クロッキーを行います。
骨格や筋肉の構造を学べる良い機会だと思いますので是非ご参加ください。
 
人物画コースは毎月第一日曜日PM4:30から新宿教室で開催します。
新宿教室、銀座教室の会員さま誰もが受講できますのでお気軽に
人物画を描いていただければと思います。
多くの会員さまのご参加をお待ちしております。
尚、銀座教室では企画講習で裸婦やクロッキーを描く事も予定しております。
人物画指導担当 山本講師、佐々木講師