洲合会員の爽やかなフォービズム絵画




メッツ絵画教室の小屋です。今までじっくりと、フォービズムゼミの作品に加筆していた会員さんがいらっしゃいます。洲合会員です。ゴールデンウィーク中の4日日曜日に遂に完成しました!この色彩豊かな世界をご覧下さい。もはやモチーフの固有色は画面全体の色彩と溶け込んで、一体感を見せております。バックの室内表現、マティスから引用した装飾的な形が見事に生きていますね。


元は白い陶器のポットも原色に還元されました。絵具の発色もいいですね。下地から覗くコバルトブルーのラインが全体を引き締めています。


カボチャ、リンゴ、レモンの表現も多彩です。筆のストローク跡が質感表現によく合っています。影の色もそれぞれ工夫されていますね。


ポインセチアはそのモチーフが持っている色彩を上手く利用してフォービズムの絵画に応用しました。形もなかなか可愛くて、絵に生き生きした感じを与えています。窓から見える植物の細かい葉っぱが画面に動きを出しています!


マティスの絵画から引用した装飾的な形態がこの作品でうまく利用されました。”SAKIKO”のサインもカラフルで楽しいですね。デッサン力に加えて色彩感覚も育ってきた洲合会員の今後の作品はもっと飛躍する事でしょう!