今井会員さまによる油彩画作品



こんにちは。メッツ絵画教室新宿校で木曜、土曜を担当している講師の山田です。
今回は、今井会員さまの油彩画をご紹介いたします。
 
 

 
今回、今井会員さまが描いたのは、ご自身でモチーフ選びと配置を決めた静物油彩画です。
教室にあるモチーフだけでなく、そこに私物(ブロンズ風の手像、砂漠の写った新聞紙、ガラスの拡大鏡)を組み合わせたことで、センスが存分に発揮された意欲的な作品になっています。
 
その中でも特に印象的なのが、中央にあるブロンズ風の手の置き物です。
こちらは実は、今井会員さまのお子さまが小学生の時に制作されたものだということです。
ブロンズの質感や指の複雑な形を再現するのはなかなか難しく、序盤は苦戦している様子もありまし
 
しかし、妥協することなく何度も加筆と修正を繰り返し、最終的にはブロンズらしい深みのある色味や光沢を的確に表現できています。
 
ともすると無機質な印象になってしまいがちな静物画ですが、ご自身の思い入れがあるモチーフを大切に描いたことで、温かみのある魅力的な作品に仕上がったと思います。
 
 

 
制作中の今井会員さまです。
次回作も、楽しみにしております。