こんにちは。講師の堀込です。
今回は原会員さまの水彩画をご紹介させて頂きます。
こちらの風景画は原会員さまが旅行先で撮影した写真を基に描きました。
パースに大変苦労しましたが、陽の光が印象的な奥行きのある作品になりました。
原会員さまは仕事や旅行で海外に行くことが多く、近年はそこで出会った風景を
描くことに力を入れています。
それぞれの土地の空気を表現する為に透明水彩ならではの、にじみを生かした
みずみずしい表現を大切にされています。
色感が良い方なので今回の作品も原色を多用していますが、喧嘩せず画面の中で
うまく調和しています。
暖色と寒色の使い方のバランスが良いので、見やすい作品です。
2枚目はお友達の花嫁姿です。
式場で撮影されたのであまりクリアではない写真だった為、
作品にするには工夫が必要でした。
背景を色に置き換え人物に溶け込ませ、あえて着物の模様を抑えて
花嫁の表情に視線を集中させました。
瞳の中に少しグリーンを加えることでより、肌の色が鮮やかに見え
華やかさが増しました。
作品をご覧になったお友達は大変感激されたそうです。
原会員さまのように、誰かのために描くことは普段の制作と違って
別の喜びを感じられます。
皆さまも挑戦されてはいかがでしょうか・・・