メッツ絵画教室主任講師の小屋です。日曜日の午後Bクラスに奥様と通われている河口忠志会員が初めてのアクリル画を完成させました。とてもカラフルで魅力的なダチョウの絵です。3年ほどパステル画をしっかり描かれていただけあって、その成果がアクリル画でも発揮されたと思います。構図がとても面白い作品ですね。
とても凛々しいダチョウの顔です。バックの細かい点描や、太い樹木の色ともよく合っていますね。
羽毛の表現は大変細かく、アクリル絵具ならではの発色が何層にも重なり、実に複雑な色彩を表現出来たと思います。水彩紙の紙の目も上手く使っていますね。ダチョウの大きな量感も損なわれてはいません。
まるでフラミンゴの様な足ですね。足をピンク色にした所にセンスの良さを感じます。地面にしっかりと、両足を揃えて立っています。草の表現も細かいですね!青い木が幻想的な世界を表現しています。
黄色を主に使った枝も面白いですね。葉っぱを点描で表現するのも独特です。枝の太さを調節して奥行きを出しています。
太い枝には黄色から茶系の色に徐々に変化する工夫が見られます。色彩グラデーションですね。アクリル画1枚目でこれだけの表現が出来た河口忠志会員の力量は素晴らしいと思います。アクリル絵具の研究を重ねながら、これからも頑張って制作して頂きたいですね。