こんにちは、火曜日、日曜日担当講師の髙村です。
今回は山梨の河口湖町と東京にあります税理士法人の代表社員で、河口湖町から通われています宮下会員様の自画像をご紹介します。
御覧の如くご本人の自画像です。宮下会員様は今年受勲なさりモーニング姿での登場です。
このようなお目出たい機会に肖像画をプロの肖像画作家に発注する方もおあり的思いますが、学生時代から苦手だった美術を学んでみて、自分で描いてみようという宮下会員様の取り組みは学びとそれを続ける事の大切さがなんであるかという姿を、私が学ばせていただいた思いでおります。
絵を描くのが苦手だったとご本人談からもわかりますが、制作の過程は決して平坦ではありませんでしたが、その都度にご質問して下さり、私の方でも解決できる描き方を考えてみたりと、相互に楽しく進行できたことが、うれしく思われました。
油彩画の醍醐味のひとつに重厚な塗り重ねによる深みがあります。失敗しては新たな層を重ねより良い状態に向かっていく、それ自体が自ずと今回の作品の仕上がりにつながったものと感じます。
宮下会員様が制作の中で繰り返しお話しくださった「おいて学べば死して朽ちず」とは佐藤一斎の言葉との事ですが、宮下会員様の絵画を学びたいという姿勢がもたらした自画像でした。
作品完成、お疲れさまでした。
次回作品を楽しみにしております。