2012年4月のギャラリー｜絵画教室は東京新宿駅南口3分

２０１２・４月会員作品

森田　会員

森田会員が制作なさいました水彩風景画の模写で。
写真や絵の模写は奥行きや空間、陰などが分かりンいにくくなりがちですが、この作品は、絵具を薄く手前から奥に塗り重ねて描いているのはとても良い効果を出しています。
あとは両端の木々の表現を参考に成る資料を基にして模写の研究をなさるともっと作品が素晴らしくなると思います。

２０１２・３月会員作品

「くるみ割り人形」のある静物
Ｆ６キャンバス　　油絵（油彩）画

上野　晴菜　会員

モチーフの持つ形の面白さと、深みのある固有色を絵具で丁寧に描写した作品です。
作者にとって2作目の油彩画です。
対象を素直に観察しているのが伝わります。
バックの色彩も空間的に処理していて見た目全体、豊かな奥行きが現れました。

小屋主任講師　評

２０１１・１１月会員作品

人物デッサン
B3画用紙　鉛筆

合川美雪　会員

人物画コースの受講で制作したデッサンです。
モデルさんの持つ雰囲気を的確にとらえています。
リズミカルな輪郭線と無駄のないタッチが大変魅力的な作品です。
足元が少し切れましたが右下の花瓶と花のモチーフトの間で上手くバランスをとりました。
制作時間２時間３０分でここまでの表現力は見事です。

石膏デッサン（ビーナスのトルソ）
B3画用紙　鉛筆

本橋　久美子　会員

２作目の石膏デッサンですが、丁寧にプロポーションを取り
しっかりと量感を出していかにも石膏像らしい特徴を捉えました。
アクセントのある強い明暗が、大きな石膏像のもっ量感を表現しています。
鉛筆を何回も重ねたり、練り消しゴムで薄くしたり、様々な技法で長子の幅を出した秀作です。

２０１１・９月会員作品

岡島いっこ会員の水彩画

岡島いっこ会員、教室に入られてから水彩画を描いて２点目（F６サイズ）の作品です。
制作なさいましたのは今年の春、桜が満開の時でした。
ご紹介するにはちょっと季節感が問題かなと思いますが是非ごらんいただければと思います。
皇居のお濠に写りこむ桜や石垣の形を追いすぎず、しかし丁寧に色を重ねているので石垣や桜並木が引き立っています。
全体を淡い色調で上手にまとめた作品となりました。
もう少し桜に色を載せると、水面とのコントラストが出てより美しくなったと思います。
初秋なりこれからは木々の紅葉が少しずつし始まっていきます。
岡島会員には是非紅葉の美しい木々を次回描いて頂ければと思います。

２０１１・７月会員作品

今日はメッツ絵画教室の木曜日、金曜日を担当しております講師の南条です。

今回は、私の推薦します鉛筆画、水彩画、油絵(油彩）画３点の作品です。

「ヴィーナス誕生」
鉛筆画

平田大悟会員

風景写真と石膏像を組み合わせて制作されました。
夏の強い光を感じさせる幻想的な作品となりました。
一見想像上の世界ですが、実際のモチーフと写真を見て描いていますので、
迷う事なく描き進められました。

平田さんはデッサンを始めて３年になり、静物デッサンから絵作りの楽しみを
上手く見つける事ができていると思います。

次作からアクリル絵具へと移行され、新たな展開が楽しみです。

南条講師　評

「白馬」
透明水彩

渡辺寛会員

基礎デッサンを終え、４枚目の水彩画で、ご自身で登られた山の写真をもとに、
白馬の尾根やサ雪渓を描かれています。
近景、中景のゴツゴツした山並みと、遠景から空へのかすみ行く空気感が
上手く表現でき、魅力的な画面を作っています。
水彩絵具でここまで濃い色を乗せるのは勇気がいりますが、一番手前に濃い色を
持ってきた事で、トーンに幅を作る事ができました。
全体的に生の絵具の色が多いので、この後は様々な混色を試して、
自然の色味を追求していってください。

南条講師　評

「静物」
油絵

山本多恵子会員

基礎デッサンを終え、教室での油絵は２枚目ですが、モチーフと真正面から
向き合われている姿勢が印象的です。
ポット表面の写り込みや、ガラスの透明感を上手く再現されています。
ポットの白い色合いも、ただ白を塗るのではなく、青み、赤み、黄色みなど、
多くの色を重ねた事で、深みのある白ができています。手前の静物と描き込みと、
背景の布のあっさりした処理が、画面にメリハリを作っています。
モチーフ台に落ちているそれぞれの影を描いてあげると、さらにモチーフの
結びつきが良くなったかと思います。
今後は、１枚ずつに、空間、色味、感覚など、全体をまとめるテーマを作って取り組まれても良いかと思います。<