2009年7月5日(日)『女性ヌードを描こう』盛り上がりました!




メッツ絵画教室の小屋です。2009年7月5日の日曜日午前クラスにて、メッツ絵画教室日曜特別授業として「女性ヌードを描こう」が開催されました!総勢20名の会員さまがご参加になり、とても盛り上がりました。ヌードデッサン初体験、人物デッサン初体験という会員さまも多かったのですがみなさん大変に集中され、ピンと張りつめた緊張感のある空気の中でどんどん手が動いていきました。授業に先立ち、小屋講師による「ヌードデッサンのレクチャー」があり、構図の取り方、陰影の付け方などが分かりやすかったように思います。


モデルさんには20分ポーズを取って頂き、5分休憩して頂きました。これを6回繰り返し、全6ポーズの制作です。

最後列の方々は立って制作です。少々疲れますが、自分の体全体を使っての制作が可能です。


会員さまたちはプロポーションのチェックを厳しく行っています。ヌードデッサンはとにかく「形が命」とも言えますね。

横位置の難しい位置で頑張って制作する洲合会員です。会場作りのお手伝いもありがとうございました!!


配布された資料とタイムスケジュールをイーゼルに貼って参照しつつ制作する宮元会員です。いい感じで紙全体に人物が入っていますね。抽選のお手伝いありがとうございました!

大澤会員に指導する山本講師です。細かい描写の方法を丁寧に指導していきました。


制作終了後は講評会になりました。本日の成果をじっくりと冷静に観察する会員さま達です。

本日の感想を話して頂いている本橋会員(中央)です。色々と思うところが多かったようですね。これをバネにまた腕が上がると思います!


1点1点、小屋講師が講評していきました。会員の皆様、本当に力を出し切ったと思います。

会員さまそれぞれから一言ずつコメントを頂きながら講評していきました。みなさん素直な感想を述べられました。


大澤会員の木炭デッサンは流石の仕上がりで、自然な人間らしさがよく
出ていました。

普段の静物画制作の力が人物にも応用できています。裸体人物という古典絵画からの永遠のテーマをしっかり味わって頂きました。

「初参加でこれだけ描けるとは!」講評しながらも驚きで一杯でした。みなさん集中力があって本当に楽しく制作して頂けて嬉しかったです。

ご参加された本橋会員から今回の特別授業の感想文を頂きましたのでここで掲載致します。

「小屋先生、今日はどうもありがとうございました。初めてのヌードデッサンでしたが、今日も楽しく充実した時間を過ごすことができました。
5月のクロッキーの講習会で人物画は一度経験していたので、感覚としては覚えていたのですが、やはり頭から胸、腰、足までの全体的なバランスを取るのがまず難しかったところです。骨格や関節を上手く捕らえられないと何か不自然な身体になってしまい、ここはちゃんと決めないとダメだということが良くわかりました。それから、女性の身体の丸みや柔らかい肌の質感を表現するのもとても難しかったです。今更ながら同性ではありますが、女性の身体ってきれいなんだなぁとしみじみ実感しました。最後の講評会で他の会員さんたちのデッサンを拝見して、同じモデルさんを描いてもそれぞれいろいろな表現の方法があって、それも興味深く、とても勉強になりました。
皆さんの作品に比べると私のデッサンは線に力が無くて、陰影の強弱も足りないのが良くわかりました。それからお顔のパーツや組んだ手の指が難しくて上手く描けなかったので、これは普段からなるべく多く描くよう心がけて「苦手」にならないようにしたいと思いました。
とにかく、あっという間の2時間半でしたが、ピンと張り詰めた緊張感の中で楽しんで描けたのが何よりでした。
上手な方の作品を拝見するたび、『私も上手くなりたい!』と思いますが、今日は特にそう思う1日でした。引き続きがんばりますので、これからも宜しくお願いいたします。」

本橋会員、素晴らしい感想をありがとうございました!日々の鍛錬が作品の上達に結びつくのだと思います。これからも宜しくお願いいたします。

さて次回は今回のヌードデッサン作品を何点かご紹介したいと思いますのでお楽しみに!