【小屋】企画授業「水彩画で夏野菜を描く」の様子



メッツ絵画教室の小屋哲雄です。2007年9月12日の水曜日午後、特別水彩画ゼミ「水彩画で夏野菜を描く」が開催されました。7名の会員さんが参加されて大変盛り上がったゼミになりました!
 
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モチーフはトマト・カボチャ・なす・オクラ・みょうが・アボガドです。水張りパネルのF6画用紙にまずは鉛筆で丁寧に下描きをします。「美味しそうに描かなくちゃ・・」とみなさん気合い充分です。普段なかなか描けない生の野菜を前に感動が伝わります。
 
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モチーフを観察する眼が真剣そのものです。画面上で野菜をどう配置するかも重要なポイントですね。
 
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かなり形が取れてきましたね。丁寧に鉛筆で明暗をつけて、「そろそろ絵具をのせようかな・・・」と思案中の丸山会員です。

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「ちょっとかぼちゃの形がうまくいかないんですが・・」との藤波会員。講師が席を代わって加筆です。描写のポイントを指導中。

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みなさん、いよいよ着彩に入りました。透明水彩の透明感ある色彩を生かしながらもしっかり描き込みをしたい所です。綺麗な野菜の色をどう再現&表現するか?難しくも面白い所ですね!

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バランスよく描いていく大澤会員です。野菜だけではなく、影もモチーフと同じ価値観で描いています!!只今トマトのヘタを細密描写中。

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全体の色の雰囲気は出来ました。ここから密度を上げたい丸山会員。野菜たちの配置がとてもきれいですね。金属製の水彩パレットも彼女の拘りです(笑)。

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油彩画のように重厚に描き込む菅谷会員です。大変魅力のある色使いですね。カボチャの断面のリアルさをご覧下さい。

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最後の講評会です。とても3時間と少しで描いたとは思えない程の密度のある作品が並びました。このゼミを通して水彩画の魅力を発見した
会員さんも多かったと思います。いつもの授業と違って、みんなで同じ課題を短時間で集中して描くのもとても新鮮な体験でした。

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今回ご参加のみなさん、しっかり描ききりました。満足な表情です。自分の作品と他の人の作品を比べてみて、いろいろ今後の参考にする会員さんたちです。「生ものは難しかったけど、描いていてすごく楽しかったです」と恒松会員(左端)が感想を語ってくれました。

生の野菜や果物、花などのモチーフは出来るだけ1回の授業で描ききりたいものです。「これからも機会を見つけて、このような季節物を水彩画で描くゼミを行いたいです」と講師は話していました。また詳細が決まり次第発表いたしますので、皆様のご参加をお待ちしています!!