2014年、最後の人物画コース



こんにちは、メッツ絵画教室講師の山本です。
2014年12月の人物画コースは
『男性コスチューム・クロッキー』を行いました。
 
 
20150111_01
 
モデルさんにバスケットボールを持って様々なポーズを
とっていただきました。
男性は女性に比べて人体の構造が分かりやすく、
体力もあるので筋力を必要とするダイナミックなポーズが出来ます。
最後のポーズでは上着を脱いでもらい、時間をかけて筋肉を描きました。
 
 
20150111_02
 
保谷会員さま
力づよくリズムある線が生きています。
全体を捉えながら描き進めているのが良いですね。
あとは枚数です。
いろんなポーズを描いていけば更に上達するでしょう。
 
 
20150111_03
 
マリアンスキー会員さま
画用紙に木炭で描かれています。
消しゴムを使うことはあまりないとおもいますが指をつかって
擦った色が良いですね。
余白とモデルの関係に気を配りながら、美しい曲線が引けると
レベルが一気に上がります。
難しい描き方をされているので失敗も多いと思いますが、
この一枚は成功しましたね。
これからもがんばってください。
 
 
20150111_04
 
森会員さま
下半身が小さくなりがちな癖があるので、
今回のクロッキーは下半身から描き始めたそうです。
頭がやや小さくなってしまいましたが、
正確に描こうとするよりも自分の癖から新たなイメージを
作りだすことは良いことだと思います。
 
 
20150111_05
 
沖野会員さま
肩の骨格や筋肉に立体感が出ています。
顔の見えない頭の表情もよく出ていますね。
上半身を描く時下半身の構造を確認しながら進めていきましょう。
観察に時間がかかりますが絵は確実に良くなります。
 
 
20150111_06
 
植田会員さま
限られた時間でしたが鉛筆で上半身の筋肉を
しっかり描き表していますね。
普段は木炭で描かれているので、クロッキーも木炭か
コンテで行ってみてもいいですね。
 
 
20150111_07
 
山下会員さま
バランス良くきれいな線ですね。
回数を重ねる度に上達されているのが分かります。
上半身の筋肉がしっかり描かれているのに比べて
腰や骨盤の構造が弱くなってしましました。
常に身体全体を意識しながら描き進めると良いでしょう。
 
 
20150111_08
 
青井会員さま
背面からの位置ですが、後頭部から腰にかけての
背骨のカーブが美しく表現されていますね。
手首から甲、指先までも同じように表現できたら良いでしょう。
 
 
20150111_09
 
佐野会員さま
勢いある線ですが、身体の大きさに比べ、
頭のサイズが少し大きくなってしまいました。
時間の制限もあるかとおもいますがスニーカーを描き込むなどして
見せ場を持たせると更に良くなるでしょう。
 
 
20150111_10
 
黒野会員さま
初めてのクロッキーでしたが、
人体の構造を何度も追いかけて線を引いているので
表現しようという意志が感じられますね。
今後も根気よく続けていきましょう。
 
 
20150111_11
 
種岡会員さま
独特な顔の描き方が魅力的な絵ですね。
クロッキーを実験の場として様々な描き方を研究していきましょう。
 
 
20150111_12
 
年度最後の制作終了、いつもの講評よりさらに一段の熱を入れての
佐々木講師の説明でした。
今回で2014年の人物コースは最後となります。
3月に教室の大改装をしてからアトリエが広くなり、
より多くの会員さまにご参加していただきました。
私も佐々木講師も大変やりがいを感じました。
ご参加くださいました会員さまが楽しく真剣に描いて下さるのを
とても強く感じ得ました。
2015年、今年の人物コースも色々な企画でモデルさんを
ご紹介いたします。
楽しみにしていてくださいね。