2013年、最終人物画コース


明けましておめでとうございます。                      
メッツ絵画教室の山本です。今年も会員皆さまと楽しく作品制作が出来ますよう
頑張りますので宜しくお願いします。
昨年の12月、最後に行われた人物画コースでの「女性ヌードクロッキー」をご紹介します。
 

参加会員さまに技法を習得して頂く為、実演してみせる佐々木講師
 
 
皆さまに、普段描き慣れている鉛筆ではなく、コンテ、割り箸ペン、アルコールで溶いた鉛粉の3点を紹介し、挑戦していただきました。
使いなれない道具は描きにくいかと思いますが、クロッキーはデッサンと違い、自由に線を描くことで生きた表情がうまれ、表現の幅が大きく広がります。
自由に描くことは逆に難しいと思いますが、従来の描き方に縛られることなく、個性に合った好きな描き方をクロッキーを通じて見つけて頂きたいです。
 

西岡会員さま
今回が初めてのヌードクロッキーで驚かれたかと思いますが、新たな描き方に触れ、普段以上に集中して描かれている様子でした。
今後もクロッキーを重ね、油絵制作に活かしていきましょう。
 

マリアンスキー会員さま
久しぶりの人物画で思うように進めなかったようでしたが、探っている線がリズム良く描けています。
マリアンスキー会員の魅力は構図を含めての見せ方だと思います。
人体以外の要素も取り入れ、強い画面にする絵作りができると良いでしょう。
 

森会員さま
思い切りの良い強い線がとても気持ちいいですね。
人と違う絵を描くことは勇気がいりますが、自分らしさが無い絵は印象が弱くなってしまいます。
この絵はとても印象に残る仕上がりになっていますね。
 

冨田会員さま
冨田会員の世界観とモデルさんの雰囲気が合って今日、描かれたほぼ全ての絵のレベルが高かったです。
コンテは鉛筆と違い、面を楽に描けるので、輪郭で描く視点から肩→背中→腰→尻の面積を観察と同時に捉えているのが伝わる絵になっていますね。
 

種岡会員さま
普段はカラフルな絵が多いですが、モノトーンの見せ方からも種岡会員らしさが出ています。
クロッキーは時間の制約がある分、描かない部分をどう見せるかが重要です。
余白を含め、最小限で見せる方法を考えてみてはいかがでしょうか。
 

永山会員さま
銀座校からの参加で今回が初めての人物コースとなりました。
クロッキーが中盤に差し掛かった段階で余計な力が抜け、無意識に線を描けるようになりました。
人が見て上手いと感じる絵が正しいのではなく、美しいと感じたまま素直に描けることが大切です。
今後も少しづつ自分が正直に感じられる『楽しさ』を見つけていきましょう。
 

飯島会員さま
久しぶりの人物コースで最初は肩に力が入っていましたが、銀粉で描いているうちに自然に捉えられるようになりましたね。
クロッキーはスポーツに近いのかもしれません。
茶コンテで描いた従来の描写と新たな銀粉の薄い色の組み合わせが良く、新たな表現へと仕上がりました。
 

沖野会員さま
顔と身体を別に捉えてしまっていますが、線の押し引きやスピードのリズムが良いですね。
沖野会員のデッサン力は高いので、クロッキーでは観察する時間を増やし、流れを掴んでから、極力少ない手数で完成させると線が更に洗練されていくでしょう。
  

山下会員さま
か細い線の一本一本に説得力があり何も描かれていない余白に空間が生まれています。
抑えられた中にも芯の強さを感じる絵となっていますね。
 

佐野会員さま
全体のレベルが高いのですが、パターン化してしまい、どれもほどほどに良いまとまりに仕上がっています。
描き方が同じだと新鮮味が薄れてしまいます。
毎回テーマを決めてから取り掛かると良いでしょう。
  

制作終了後、いつものように参加なさいました皆さまの作品を佐々木講師と私、山本が講評致しました。
次回、1月5日「固定ポーズ・和装の女性」です。
昨年、人物コースは参加者が増え、皆さまの描くレベルも高くなってきました。
今年も楽しく描ける授業を目指して参りますので、どうぞよろしくお願いします。